天高く静かなる青空の中に


天高く馬肥ゆる秋、という言い回しがあります。空が高く感じられるほどに澄み渡り、馬も肥えるような収穫の秋。という意味でしょうか。写真を見ていると、こんな静かな季節を想像してしまいます。静けさの中に澄み切った秋空が広がり、季節のすがすがしさが感じられるようです。
ところが、よく写真を見てください。4機のジェット戦闘機が写っています。これは、日本では無く、米国の出来事です。この日は米国海軍のお祭り日で、ジェット戦闘機のアクロバット飛行を繰り返していました。
実際は、耳を劈くような雷鳴のような音が響き渡り、カーテンを閉め切っていた部屋からびっくりして飛び出して、おもわず、アパートのベランダから撮った写真です。
写真だけを見てると、轟音が聞こえないために、全く違った静かな空が広がっているように見えます。想像ととずいぶんと違った現実です。
人はとかく、限られた情報でものを判断しがちです。ときには、当たり、時には外れる判断でも、大抵は問題がありません。そのために、情報が少なくても調査することなく判断する、決断することがしばしばあります。
我々は20年以上前から、日本で最先端の白内障手術を追い求めました。その結果、白内障手術は非常に安全性が高く、患者さんの苦痛もほとんど無い、患者さんにすれば楽な手術となりました。これが、白内障は簡単な手術との間違った認識を生んだようです。
我々は、年間に4000件ほどの白内障手術を施行しています。合併症発生率は5000例に1例ほどです。しかし、網膜硝子体手術も多く施行しているので、合併症も最終的には解決しています。この発生率は世界でも最も少ない率です。つまり、多くはもっと合併症率はかなり高くなります。
白内障を簡単な手術と誤解している患者さんは、もっと冷静に白内障でも、プラスとマイナスの両方を見なくてはなりません。白内障手術後に思いどうりにならなくて、何とかしてほしいと当院に来院する方が依然としてかなり多いのが現実です。彼らの共通している考えは、白内障は簡単な手術なので、通いやすい近くの施設に行った、とか、内科のついでに総合病院の同じ眼科で手術をしたといった内容です。
ある、大会社のオーナー社長さんはアメリカで白内障手術を受けようと、アメリカの支社で、良い眼科外科医を探しました。そして、なぜ日本の深作医師の手術を受けないんだと、アメリカ人の有名な医師から言われたそうです。結局、アメリカから日本に戻り、深作眼科で白内障手術を受け、10年以上経っていますが、今でも1.5の視力で現役で元気に活躍しているのをテレビなどで拝見します。
ここまでの調査は恵まれた患者さんしか出来ないでしょう。しかし、もっとも簡単で信頼できる調査は“口コミ”です。実際に手術を受けた患者さんから聞く情報の信頼性が高いのです。
深作眼科は、30万人の患者さんアンケートのオリコン調査では、患者さんの医学満足度レベルが10点満点で10点との唯一の施設として記載されています。
この患者さん満足度調査に今後も充分答えるために、常に世界最先端最高の設備に更新することを続けて行い、また世界最先端の技術を維持するために、世界の学会に続けて発表し、また研究も続けて行きたいと思っています。