2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

悠久の時の流れの中で

[: 海外の眼科学会では、普段はなじみの無い場所で行なわれることも多くあります。写真の場所は、トルコのイスタンブールです。イメージが湧かないこともあり、事前に何となく不安感がありました。しかし、これは全くの杞憂であり、トルコがこれほど興味深い…

広い世界を知る志と本物を見る心

2008年3月18日 人は常識という既視感に似た感覚に縛られています。初めて見るものや会うものに対してさえ、従来からの知識や偏見により先入観を持つものです。常に第三者として偏見無く判断するのは、よほどの知的な訓練を受けているか、今までに偏見を持つ…

大航海時代

ヨーロッパの学会は、毎年場所を変えて、歴史ある土地で開催されることが多いのです。この年のヨーロッパ白内障屈折矯正学会ESCRSは日本ともなじみの深いポルトガルのリスボンで開催されました。 写真は昔は宮殿の中庭であった場所です。豊かな歴史と豊か当…

見ることと、視ること。

見ることと、視ること。見るということは何でしょうか?人間の得る情報の9割は眼から入るといわれます。それほど重要な現象ですが、見ることについてあまり考えることはありません。 見るとは、物に当たった光の反射や透過の波長が眼の角膜、前房水、水晶体…

自我からの開放

時間があると、海の下に潜ることが多くあり、すでに800本以上潜っています。 スキューバーダイビングがまだ珍しかったころから、ライセンスを持ち、毎週末には、伊豆半島などに土曜日の朝早く出かけ、タンク二本を潜ったものでした。 海外でも、圧縮空気のタ…

幸せの時間

動物園では、人気者のライオンとシマウマがいます。ライオンはやはりたくましくかっこいいし、シマウマは縞模様が美しく可愛らしいものです。しかし、自然の中での動物は厳しい自然の掟の中で生きています。 南アフリカでのサファリ中に、シマウマを食べるラ…

失われた世界

2008年3月3日 南アフリカの話を前回はしましたが、多くの方にとって南アフリカはイメージしにくい国でしょうか。しかし、次回のサッカーのワールドカップは南アフリカであることは知られています。ワールドカップを単独で開催できる国はかなりの大国であるこ…

光陰矢の如し、学成り難し

光陰矢の如し、少年老いやすく、学成り難し。 光は日で陰は月の意味で、月日の経つのは早いことを意味し、しかも学問は見極めることは難しい、と昔の賢者は述べています。 昨日やっと今年のASCRSアメリカ白内障屈折矯正手術学会へのビデオDVDを提出しました…