スワンプツアー



スワンプツアー
世界で最大の眼科学会はAAOというアメリカアカデミー眼科学会です。毎年、世界中から5万人ほどの、熱心な眼科医が参加します。私は1990年からのメンバーで、毎年発表しています。参加者の規模から見て採用演題が極端に少なく、発表演題に採用されこと自体が大変難しい学会です。しかし私は、ほぼ毎年発表していて、日本人では初めてのアチーブメント、オーナー会員となっています。毎年アメリカ内で場所を変えて、前回は南部のニューオリンズで開催されました。
毎日、学会で朝から晩まで学会場で過ごすのですが、発表が終わり、最終日に小旅行に出かけました。南部にある湿地帯に行き、スワンプツアーという、湿地帯(Swampは大きな木が生えている湿地帯のこと)へのボートツアーに私と、中原医師、鈴木医師と出かけました。ミシシッピーワニと呼ぶ小さめのアリゲターが多くいます。彼らの持つ小さなワニはアリゲーターの子供です。毎日スクリーンを見続け、集中した学会の後の午後に出かけて、自然の中の大湿地帯を堪能しました。
3年前ですが、アメリカ史上最大のハリケーンカトリーナ台風により、運河が決壊して、市街地の8割が冠水し、復興もままならないとされていました。ミシシッピー川の河口から内陸部に入った場所ですが、湖と大河に囲まれ、南部は湿地帯が広がるニューオリンズです。フランスなど欧州の香りが残るフレンチクオーターはかなり復興していました。しかし、スワンプに行く途中の町々にはハリケーンカトリーナ台風での被災後に、朽ち果てたままの家が多く見られました。繁華街から郊外に行くと、災害の実態が予想以上に酷かったのだと知らされました。
自然災害は特に予期せぬ大災害をもたらします。関東地方の大震災は常に心配されます。近年の耐震偽造を大きな問題と意識するのも、いつ来るかもしれない関東大地震を心配するからとも言えます。
深作眼科楠町本院は、この耐震性はかなり強く対応しています。多分横浜一の耐震性です。耐震性能では、1.0が要求されていますが、深作眼科は2.0の耐震性があり、関東大震災級の地震があっても全く損傷が無いと期待されます。また、土地も昔からの岩盤上に立っていて、横浜では最も強い地盤に立っています。万一地震が来ても、深作眼科ビル内は安全です。
さて、お知らせですが、深作眼科は開業して20年が経ち、楠町本院は1年が過ぎました。4月2日(水)の午後2時から4時の予定で、横浜ベイシェラトンホテルの5階の大宴会場日輪で、深作眼科20周年記念の会を開催します。参加費は一人5000円です。出来るだけ多くの方の参加をお願いします。
今日も、多くの患者さんが日本中から来院しています。残念なことに、いまだに、病状が手遅れ近くになってから来る為に、『早く深作眼科を知り、早く来院したかった。』と、心から残念な嘆息をする方が多くいます。
今までは、やっと探して来院する患者さんだけを診るだけで忙しく、それで充分じゃないかとの考えでした。しかし、残念がっている患者さんを見ると、何とか早い早期段階から、患者さんに我々の存在を知ってもらって、手遅れになる前に、出来るだけ早く直してやりたい、と、使命感から思います。
災害も、病気も突然にやってくることがあります。でも、眼なら我々で全て対応できます。目の問題で自分で悩みながら、手遅れになるのは、全く残念なことです。早めに当院を受診して、眼の悩みから解放されましょう。