網膜剥離の治療、手術


さる6月27日にフジテレビの『教訓のススメ』で、網膜剥離緑内障白内障、多焦点レンズなどの話題を中心に、病気の症状、診断や治療法について話した。
その後の反響であるが、実に多くの視聴者が、眼科の病気について知識が無い事、正しい情報を得ていないことが判明した。

テレビはあくまでも情報を伝える手段と割り切って出演を受けた。笑いも多く、肩肘が張らないで情報が得られたと、思いのほか患者に好評であった。
患者に早く、手遅れになる前に、他で手を付けずに、速やかに深作眼科に来院することで、網膜剥離白内障緑内障は治せる病気であることを伝えたかった。しかし、さらに日本全国より、既に他院で手を付け非常に状況が悪くなった、いまにも失明しそうな、網膜がボロボロなっていたり、視神経機能がほぼ消えようとする重症例が、ますます集まるようになった。深作眼科に来院する患者は世界でも最も難しい患者の集まる施設となって久しいが、さらに困難な患者が世界中から集まってくる。

日本だけでなく世界中から患者が来院する。この黒服集団は警備のSP警察達である。深作眼科には世界の大統領や首相が来院する。彼らは、アメリカやヨーロッパの有名な病院や眼科医に見せても治らなかった患者でもある。深作眼科はこうした著名人も分け隔てなく一患者として、最大限の注意と誠意をもって診断し、世界最高の施設と世界最高の技術で治療し治している。これがひいては日本国の評判を高くしている。彼らの首脳が医療で恩恵を受けることで、日本への尊敬と感謝をもたらしていることを、外務省はもっと知らねばならない。これには少々不満をもっていたところ、外務省から担当者が何人も来院し強い感謝を述べていた。

彼らはスペインとイタリアの患者であるが、わざわざ深作眼科で見てもらう為に、日本に来院して治療を受け、治り感謝の笑顔をむけている。この記事を書いた本日も、フランスとアメリカからの患者が来院した。彼らにとっては眼科治療の最高峰が日本国にあることをどこで聞いたのだろうか。疑問に思い聞いたところ、アメリカやフランスでも深作眼科は有名で、現地の医師から日本の深作眼科に行きなさいと勧められていた。これでは最善を尽くすしかないであろう。日本全国の国民、世界の首脳たち、世界から来院する海外の患者達、彼ら一人一人に世界最高の眼科手術を届けることに生きがいを感じている。

それにしても網膜剥離は、バックリングはしないでほしい。とくにシリコンプレートを眼球に埋め込むインプラント法は絶対にしないでほしい。長い年月の間に眼球強膜を破り網膜も破る。このインプラントは強膜が薄くなっているので摘出できないことが多い。世界ではバックリング法など行わないことがやや知られたのか、硝子体手術で初めから行う施設も増えた。しかし、これがさらに問題となっている。近代的な硝子体手術を完全にマスターしている術者は残念ながら非常に少数でしかない。他院でこの劣悪な技術で硝子体手術を行い、網膜をボロボロにして網膜剥離が治らないで来院する患者が多く来院する。網膜が剥がれたままで、患者は視力を失いつつあるのに、その病院では網膜は治っていると説明されているのだ。OCTなどの断層撮影装置やデイトナや眼底カメラなどで網膜の裂孔や皺皺になった網膜剥離部分を患者に説明すると、どんなに素人でもすぐに治っていないことは分かる。しかし、適切な説明がなされずに放置しいよいよ失明しそうになって深作眼科に来院する。深作眼科がいかに設備が充実して世界最高の技術を誇っても魔法使いでは無い。手遅れになる前に、手を付けずに速やかに深作眼科に来院してほしい。そうすれば必ずや治せるであろう。これは、何も網膜剥離だけの問題では無い。白内障手術でもそうである。当方の患者が術後にいかに良い視力を得ているか。1.0以上は当たり前である。多焦点レンズを移植して遠方も近方も非常によく見えて、喜んでくれる顔が我々の最大のご褒美である。緑内障を手術できないと思っている患者が多い。手遅れになる前に、適切な時期に手術を施行することで緑内障は救うことができる。

これらのほかにも、多くの特殊な患者を救っている。例えば小眼球症の患者などは小さい角膜に大きな水晶体、網膜欠損、チン小帯欠損など複雑な眼球である。白内障手術、緑内障手術、網膜硝子体手術など全てで世界最高のレベルの深作眼科で行ってこそより良い結果を出せる。難しい患者を無理して手術しないでほしい。手を付けずに深作眼科を来院すれば患者も幸せになれる。ところが日本中からすでに手を付けて手術失敗した小眼球の患者が多く来院する。とても難渋するし結果は悪い。患者の心境を考えると当方もとても苦しくなる。アトピーでの白内障網膜剥離も難しい患者でしかも若年である。これこそ深作眼科のような世界最高の施設で最初から手術をしなくてはならない。組織がもともと弱いので他院で手を付けてきて失敗した症例では最善を尽くしても力及ばないこともある。
手を付けないで早く来院してほしい。このメッセージを見て、それでも来ないのは全く構わない。日本人民1億3千万人の全てを救うことは物理的に不可能である。だから、たまたま世界中から来院した縁があった人々を、分け隔てなく年間1万人程は救っている。しかし、いまだに7割の患者は、全国ですでに手を付けて手術に失敗した患者が来院する。世界一難しい患者の集まる施設である。どうせなら来院する患者に最高の結果を贈りたい。初めから手術を施行すれば、必ずや治っただろうに思う患者が多い。すでに他院で手を付けて駄目になっていたり手遅れとなっている患者が多く来院するが、患者と共に当方も苦しく悲しくなってしまう。人々を救いたいとの一心で眼科病院を設立している。日本人民同朋を救いたいとの一心で、世界での要望が強いのに、日本に帰って患者を診て手術している。手を付けずに速やかに来院することが患者の為であることを強調したい。