南アフリカに世界の眼科の希望が集まる


南アフリカに世界の眼科の希望が集まる
8月8日から10日にかけて、欧米を中心とした世界最先端の眼科外科医が南アフリカで眼科学会を行いました。私も日本から唯一の招待講演者として講演してきました。
世界の最も有力な話題は、老眼の矯正です。この老眼を治す手術方法を長年提案してきた私は、まさに世界の第一人者として世界中の先進的な眼科医を教育してきました。
私が現代の調節性眼内レンズの理論を提案して、その生理学的性質を解明し、眼内レンズが調節によって動くことを世界で初めて証明し、アメリカでの眼科世界大会で、眼科のノーベル賞といわれるグランプリを受賞したわけです。これは欧米諸国では熱狂的に受け入れられ、すぐに4社の欧米のメーカーが私の理論に基づき、調節性の眼内レンズを製品化しました。その後改良を加えられ、今や白内障の最先端手術の半数が老眼を治す手術を行うようになりました。
一方、日本はどうでしょう。私が、アメリカでグランプリを受賞してその成果を日本の学会で紹介したところ、全く理解されずに、何と大学の眼科を中心として、眼内レンズが動かないことは証明されているなどと不遜な間違った無礼な反論のみでした。昔は誰も証明できなかったからだというだけであり、眼内レンズの動きなど誰も知らなかったのです。それを動かないなどと、知らないことはまずはけちをつけるいつもの日本の後進性でした。私が世界で初めて証明したその事実を欧米の眼科学会と機械メーカーは絶賛の声で迎え、かつ製品化して、今や手術の半数が私の理論に基づく手術症例です。しかし、その最先端の知識は、ようやく日本でも少し興味を持たれ始めた程度です。
このような例は嫌になるほど経験しています。私は二十歳代で米国の眼科の研修を受けたことで、初めから世界最先端のレベルから始めています。それを日本に持ち込んだところ、多くがけちをつけられる有様でした。今や常識の白内障手術後の眼内レンズ移植手術を、あんな危ないものと日本の大学はけちをつけました。世界では眼内レンズは常識であるにもかかわらずにです。


世界の眼科手術の指導者が集まり最新の情報を交換しています。深作眼科が世界最先端でい続けられる理由は、この世界の指導者との友達付き合いにあります。しかし、日本人では私しか招待されないのです。世界の常識が日本では10年も後に来る理由を見る思いです。
日本は眼科手術は常に世界の常識から10年は遅れた状況にいるのは日本国民にとり大変な不幸です。世界の眼科医学はものすごいスピードで進歩しています。ところが、日本の医学がなぜに世界の常識となっている新しいことに常にけちをつけるのでしょうか。まずは、海外の学会で発表できるような先進性や英語語学力が無いことがあります。また、新しいことへの積極的な興味や新しいことの提案への尊敬の念が不足しています。新しいことにまずはけちをつけてみるとか、大学のような苔むした白い虚しい塔とも言うべき白い虚塔(巨ではない)で井の中の蛙になっても生きていける状況があります。正当な競争が行われていない。
でも患者も悪い。眼の病気になるとまずは総合病院の眼科に行きたがる。結果が悪くて、初めて良い病院はどこか探して、深作眼科に来る。今や網膜剥離手術を毎週4−5例行い、深作眼科に初めから来た人は全てが治癒して喜んでいます。
問題は大学を中心とした総合病院で網膜剥離手術を施行して、直らないまま何とかしてくれと来院する人が同じくらい多いことです。先週も5人も他院で網膜剥離の手術を受けた人が助けを求めて来院した。ある航空会社の客室乗務員ですが、客の荷物が落ちて眼に当たり網膜剥離が起きた人がいます。大学病院で、古典的なシリコンバックリングの手術を受け直ったとされ、他眼は問題ないとされていました。傷が汚いので相談したらバックリングを取ろうとされ、当院に相談に来ました。当方で精査したところ、バックリング手術した眼の網膜剥離は直っておらず、はがれたままでした。さらに反対の眼も、網膜裂孔と剥離が認められました。傷が汚いのもありましたが、失明に繋がる網膜剥離を直すことが先決と説明するとショックだったようですがほっともしていました。この患者さんが、初めから深作眼科に来院していれば、23Gの小切開無縫合硝子体手術で手術後の傷跡も消えて、網膜剥離も完全に治せたでしょう。実際は他院で大きく結膜を切られていて汚い傷は直せないし、肝心の網膜は両眼ともはがれたままだったわけです。このような例は決して例外ではなく実に多く経験します。
白内障手術として18年間連続で世界最高とランクされていて充分なはずの私が、7年前までに一念発起して、ドイツで4年間の研修をして、さらに網膜硝子体手術のレベルでも世界最高に引き上げました。さらにその後、欧州の網膜硝子体手術学会の専門医試験に合格しています。日本では2人だけです。
以前には、私も、網膜の手術を大学病院に紹介していたのです。この結果は患者に気の毒な目に合わせてしまいました。私は日本の大学病院が欧米の大学に比べて非常に後進的なことを当時は知りませんでした。私も患者と同じウブなものでした。
大学病院は初心者教育や練習する場ですから、必要悪かもしれませんが、手術を練習する場であり、最先端の技術を提供する場ではないことを認識する必要があります。アメリカでは常に評価されるシステムがあり、大学病院のレベルを我々のようなアメリカ眼科学会の指導医がチェックをしますから一定のレベルは確保されます。ここが日本と欧米の眼科の差でしょう。また、欧米の眼科外科は医学部の最高のエリートであり、非常に厳しい競争に勝ったもののみが手術を許可されます。日本のような目医者といった侮蔑語で言われるようなものは欧米ではまずは無いのです。
この結果、今や我々の施設は、白内障緑内障手術だけでなく、網膜硝子体手術でも世界のどこにも負けない世界最高のレベルにあります。繊細な神経が集まっている網膜は傷害した後では回復は難しくなります。ぜひ、手をつける前に、深作眼科に直行してください。網膜剥離や糖尿病性網膜症、加齢黄班変性、血管閉塞性の病変などちゃんとした初期治療をすれば直る病気をいたずらに放置や不完全な治療により失明する不幸を避けてください。我々の最も辛いのは、来院したときにもはや手のつけようも無い手遅れの病態を見ることです。早く深作眼科を知りたかったと落胆する患者さんを見るにつけ、このブログが人々を助けるきっかけになれば良いと祈るばかりです。


南アフリカの学会の後で、皆で山岳地帯へサファリに出かけました。動物園と違って、自然の動物の何と魅力的なことか。
キリンは首がとても長いのですが、当然脳に血液を送るために心臓は大変な強い力で血液を送り出さなくてはなりません。血圧が高いのです。それでは水を飲むときに頭を下げたときはどうでしょうか。高い血圧がさらに脳に集中して、脳内出血が起こりはしないか心配しました。実は頭の後ろに少し黒い場所があるのですが、そこが弁の作用をして、脳への血圧を首の位置によらずに一定にする機能を果たしているのです。こんなことを日本では誰も知らないのか初めて聞きました。

アフリカゾウは耳が大変大きいのですが、耳を触ってみると冷たいのです。肩近くの心臓部分はあったかくてすぐ耳に障ると冷たいのです。実は耳は放熱をしています。血管が多くて暑いときには耳から放熱するために耳を大きく開いています。なぜ、知っているかって?実は今回、象の上に乗ったのです。アフリカゾウは乱暴と言いますが、子供の頃から訓練すればよく人間の言うこと聞きます。

ライオンはやはりは百獣の王といわれる迫力があります。夜に湖に水を飲みに来ます。以前の夜のサファリ時に湖で待っていたところ、いつの間にか27頭のライオンが回りにいて肝が縮んだことがあります。ライオンから身を守るのは車の中でじっとして立たないことです。ちなみに車の第一人気はトヨタランドクルーザーで昔のイギリスのレンジローバーは壊れやすいと敬遠されています。

道を行くと、よくインパラの屍骸と出会います。インパラは鹿のようなかわいらしい動物ですが、肉が美味しいので肉食獣に狙われます。

インパラの群れは、強い一匹のオスの下で多くのメスがハーレム状態でいます。他のオスは別のオスだけの群れを作り、強くなったオスは、メスの群れの中に一匹だけいる強いオスに戦いを挑戦します。そのオスが負ければオスだけの群れに舞い戻ることになります。

ライオンは通常子供はメスといて雌は複数で行動します。一方、オスは群れ全体を少しはなれた場所で見ています。もしくは単独で行動します。ライオンの声はあまり聞くことはないでしょうが、うなるような声で低く迫力があります。

突然オスと出会って、あまりにも近くに寄ってしまうと、車の中なら安全といわれても恐ろしいものです。

世界中の天才的な眼科外科医達と家族同様な付き合いをして、お互いに高めあう関係を維持しています。これがひとえに深作眼科が常に世界最先端でいる理由でもあります。眼科のことなら迷うことなく深作眼科に来院することで世界最先端の治療を受けられます。深作眼科の知識と技術は世界中の最先端の医療を担う仲間の医師からももたらされているのです。