この世に溢れる毒から子供を守るには。

Yさんから私のフェイスブックに投稿がありました。【マクドナルドの偉い方が以前なにかのインタビューで「ハッピーセットで子どもたちの心をつかめば、その子どもたちは将来ずっと購入してくれる顧客になる」と答えていたかと。

確かに儲けるための戦略なのでしょうが、子どもを健康に育てたい親としてよく考えなければと反省しました。】
とあります。これは重大な問題です。

私は答えました。
『こと、食品は経済原則で考えてはいけないのです。子供時代にジャンクフードに慣らされた人は、大人になってもそのジャンクフードの束縛から逃れなくなると言うことです。怖いですね。マックの社長は正気でそんなことを言ったのですか?もしも、これを覚せい剤に置き換えたら、アスカや清原の話とダブってきますね。子供は判断力が無いのです。親のあなたが子供を守らないで、誰が守るのですか?』

 怖い世の中です。薬も医療も、食品も、誰かの利益や権益の為にゆがめられているのです。もっと冷めた目で、疑いの目を持って注視しないと、より悪い裏の本音で生きている者達にいいようにやられてしまいます。

 さらに、ある方が、マクドナルドの食品について心配されていました。食は医食同源と言うまでも無く、健康に最も大切なものです。医療人は食の健康について、正しい意見を述べて、人々を啓蒙する義務があると思います。

私の経験を述べます。
マクドナルドのハンバーグを20年ほど前に食べたことがありますが、気持ち悪くなってすべて吐きました。これほど気持ち悪くなった経験は今までなかったので、今思い出しても食材の酷さが記憶に残ります。
いろいろな方の実験でも分かりますが、はっきり言って毒でしょう。完全な健康体の方が、実験でマクドナルドを1っか月食べてどうなるかを実験していました。完全な健康体が酷く不健康になり、血液検査は最悪になり、血圧も上がり肥満体になり、ドクターストップがかかりました。これはアメリカの実証番組でみた事実です

 皆さんが日常的にテレビにて、マクドナルドのイメージを良くしたり、いかにもおいしそうな期待値を高める広告を見ることが多いですよね。あのような高価なテレビ広告などで、期待値を高めるドーパミンを出すようなあざとい広告を打って、毒を食べさせるのですから、これは悪質ですね。
医食同源を待つまでもなく、対極にある毒物を食することの危険性について、もっと客観的な医学的なデーターを多くがとるべきです。

 広告費を使わないレストランでも、経済原則では、食材の原価は3割までが多いのです。マクドナルドは多くの高価なテレビ広告(30秒で一回数百万円ですので、おそらく収入の半分は広告費でしょう)を打っています。それでも利益が出ているのですから、想像ですが、食材の原価はせいぜいが1割でしょう。200円のハンバーガーなら20円ってとこでしょう。こんな原価でまともな食材を使うと思いますか?
最近、中国の毒としか言いようのない、床に捨てられていたチキンを、マクドナルドは使い問題になりましたが、現在の食材なども大差ないでしょう。
彼らは人々の健康など優先事項ではありません。金儲けしか考えていない企業の、しつこくテレビ広告を打つ企業がまともでないことなど、ちょっと理屈で考えればわかります。

子供をおもちゃで釣るなど悪質そのものです。子供に判断力はありません。おもちゃが欲しいならおもちゃだけ買うべきです。お母さんはこんな毒を、未来ある子供達に食べさせないように、きちんと管理してやってください。
ジャンクフードは肥満や糖尿病を起こすだけでなく、あらゆる毒物を身体に取り入れる、一種の毒への依存性を作ります。

 判断力の無い子供が、たばこ業界の巧みな広告で喫煙に誘導され、判断力の無い子供が、悪としか言いようのないタバコを吸うのも同じです。大人になり、タバコをやめたいと判断力が出てきても、ニコチン中毒になった身体は、悪の煙を吸い続けます。覚せい剤だけが悪ではないのです。なぜ、こんなタバコやジャンクフードは野放しなのでしょうか?
悪に満ちた世界から子供を守ってやるのは、親であり専門的知識を持つ医療人であると思っています。

 我々医療人は、本来はなぜこの仕事を選んだのかをいつも自問すべきです。人々を救おうという崇高な使命感から選ぶはずです。ですから、あらゆる世の悪と戦わねば駄目なはずです。でも、現実にはそんな同志たちはごく少数派なのです。患者さんなどの支援が重要です。
世の中の歪みを皆の力で変えましょう。

この文章を、アメリカで書いています。今日はアメリカはクリスマスです。
世界最大の、モミの木を使ったクリスマスツリーがニューヨークのロックフェラーセンターにあります。