新たな眼科の本です。最高の眼科を平易に理解しやすく書いています

8月30日に、主婦の友社より、私の新刊が上梓します。
本の題名は「一生よく見える目になろう」です。
この一般向けの眼科本は、特に女性に向けて語りかける内容の本です。

女性はご自身だけでなく、お子さんや、ご主人やご両親など家族皆を面倒見なくてはならない大変な立場です。
特にどの世代も目の病気はあるし、お子さんの目の病気をしっかりと面倒見なくてはならないのです。
ぜひその際にあわててパニックにならずに対処できるように、この本をお読みください。

世界一の眼科外科医に贈られるクリチンガー・アワード受賞

7月26日から30日にかけて、南アフリカダーバンに世界中から代表的な眼科外科医が集まっております。今回の大きな特徴は、世界最高の眼科外科医を表彰し、特別講演会を行うクリチンガー・アワードを受賞に、世界11人目の受賞者として私が選ばれました。今回、この記念講演を行いました。

この写真は、クリチンガー・アワードの授賞式のものです。昼間は受賞記念の講演会があり、夜は表彰式とディナーパーティーでした。

世界中から集まった、世界有数の眼科医の中での授賞式は大変な名誉でした。今後も頑張れよという、世界中からのメッセージととらえ、さらに多く目を救うべく、世界最先端の眼科外科医である為の努力を続けます。
それにしても、世界中から集まった、各国では最高の眼科外科医といると、自分のやってきたことが王道であり、全くの正しい正義であることが分かり、感動しております。

世界最先端の手術法と機械は日本ではまず初めに深作眼科に入る

川尻選手の結果は残念だったようです。相手が世界一の柔術一家のグレーシーだったのですが、健闘したことをほめたたえるべきでしょう。

川尻選手の偉さは、後輩の格闘技の選手が網膜剥離になると深作眼科を紹介して、世界最高の治療を受ける機会を、網膜剥離になった選手に与えることです。


この写真は、私がアメリカにくる前々日に手術した格闘家の網膜剥離への手術です。

この方法ですが、良く見ると変わった色眼鏡みたいなものをかけているでしょう?実はこれは3Dの立体メガネなのです。目の前のモニターは特殊な4K画像で、手術の様子を立体的に写しています。私が手術をしているのですが、顕微鏡をのぞくのではなく、このモニターの立体画像を見ながら手術をしているのです。

これは、ドイツで開発されたもので、これが、いま世界最先端の方法です。このような方法はかなりの上級眼科外科医にしかできない方法です。メーカーも良くわかっていて、日本では最初に深作眼科に導入して、私が日本での一番最初の症例を立体画像で手術しているところなのです。

世界最先端の方法は日本ではまずは深作眼科で始まるのが世界のお約束です。つまり、深作眼科にくる患者さんは、つねに世界最先端の技術と設備の中で治療できるのです。
もちろん、この格闘家の網膜剥離は完璧にすぐに治りました。この選手も1か月すればまた運動ができるでしょう。

網膜剥離を完全に治せるのは深作眼科だけと格闘技選手が証明

網膜剥離など他人ごとと思っていると、ご本人や子供さんが野球のボールが当たったりサッカーでのヘディングで小学生や中学生が網膜剥離になることがよくあります。アトピー性皮膚炎の子供などは目を掻いたり叩いたりするので、10代での白内障網膜剥離は非常に多いのです。日本では網膜剥離の手術に子供にバックリング法を行うのが普通です。でもこれは先進国ではまずは行わない方法です。私はバックリング法の開発者のハーバード大のスケペンス先生から直接ボストンで習っているくらいで、バックリング法の名人でもあります。スケペンス先生は私がご自宅に遊びに行くほどの、個人的にも良く面倒を見てもらった方で、ハーバード大の網膜の主任教授でした。そのバックリング法の名人の私だからこそ、バックリング法の限界を知っています。そして、この方法は理屈に合わない方法なので、ドイツの仲間と硝子体手術法を開発したのです。アメリカで生まれドイツで改良した硝子体手術法が世界の標準になってきています。しかし、日本では20年以上遅れているのでバックリング法を受けてしまい、網膜剥離になるとスポーツなどの過激なことはできなくなるのです。今回、いかに最新の硝子体手術が優れているのかを、私が網膜剥離を治した格闘家の川尻選手が、今晩のフジテレビでの格闘家選手権でのメンイベントとして試合をします。このなかで少し私の説明も流れるはずです。網膜剥離に関心ある方は川尻選手の試合をぜひご覧ください。

12月30日の夜のボクシング世界戦には、私が網膜剥離を治して復帰し世界チャンピオンになった選手が、世界選手権防衛戦を行います。さらに翌日のフジテレビでは格闘技世界選手権もあり、これには私が網膜剥離を治した選手が参加します。

12月31日に格闘技の世界選手権が放映されます。このメインエベントの一つの川尻達也選手がいます。ちょうど2年前ですが、選手は網膜剥離になり、T大学病院で旧来のバックリング法による手術を受けました。当然ながらまた激しい運動をすれば網膜は剥がれます。練習や試合で衝撃を受けて、再び網膜剥離となり、こんどはT医大で2回目のバックリング手術をしても治せないとなりました。そこで、今度は必死になり日本で最も良い眼科施設はと多くの人に聞いて調べました。当然のことながら、日本で唯一世界トップレベルの眼科手術を全ての分野で行っている深作眼科の名前を知りました。ちょうど2年前ですが、私が診察して、網膜が剥がれたままになっていました。2回も旧式のバックリング法で手術していた為に、難しい症例でしたが、慎重に手術を施行して完璧に網膜剥離を治しました。あれから2年経ちますが、川尻選手が現役の格闘技選手として活躍しているのを見ると大変うれしく思います。いまでも、時々経過観察に深作眼科に通院してますが、何の問題も無く視力も1.2出ています。

川尻選手の偉いところは、深作眼科で網膜剥離を手術して治したことを、自分のブログではっきりと述べていることです。しかも、多くの格闘技選手が網膜剥離になったときに、自分の経験を生かして、すぐに深作眼科に行くようにとアドヴァイスしてくれています。年末のこのフジテレビでのRINZIN放送時も、自らの網膜剥離からの生還した経験を話したいと、フジに掛け合って番組の中で、私にインタヴューした内容を、川尻選手の紹介時に放映予定です。彼は、自分の経験を隠すことなく、多くの人々を救うのに生かしています。

川尻選手は人間的に大人であり、礼儀正しく、実に素晴らしい選手です。彼のようなトップの選手が礼儀正しい団体は、多くのファンを大事にしているのだなと感じます。

この世に溢れる毒から子供を守るには。

Yさんから私のフェイスブックに投稿がありました。【マクドナルドの偉い方が以前なにかのインタビューで「ハッピーセットで子どもたちの心をつかめば、その子どもたちは将来ずっと購入してくれる顧客になる」と答えていたかと。

確かに儲けるための戦略なのでしょうが、子どもを健康に育てたい親としてよく考えなければと反省しました。】
とあります。これは重大な問題です。

私は答えました。
『こと、食品は経済原則で考えてはいけないのです。子供時代にジャンクフードに慣らされた人は、大人になってもそのジャンクフードの束縛から逃れなくなると言うことです。怖いですね。マックの社長は正気でそんなことを言ったのですか?もしも、これを覚せい剤に置き換えたら、アスカや清原の話とダブってきますね。子供は判断力が無いのです。親のあなたが子供を守らないで、誰が守るのですか?』

 怖い世の中です。薬も医療も、食品も、誰かの利益や権益の為にゆがめられているのです。もっと冷めた目で、疑いの目を持って注視しないと、より悪い裏の本音で生きている者達にいいようにやられてしまいます。

 さらに、ある方が、マクドナルドの食品について心配されていました。食は医食同源と言うまでも無く、健康に最も大切なものです。医療人は食の健康について、正しい意見を述べて、人々を啓蒙する義務があると思います。

私の経験を述べます。
マクドナルドのハンバーグを20年ほど前に食べたことがありますが、気持ち悪くなってすべて吐きました。これほど気持ち悪くなった経験は今までなかったので、今思い出しても食材の酷さが記憶に残ります。
いろいろな方の実験でも分かりますが、はっきり言って毒でしょう。完全な健康体の方が、実験でマクドナルドを1っか月食べてどうなるかを実験していました。完全な健康体が酷く不健康になり、血液検査は最悪になり、血圧も上がり肥満体になり、ドクターストップがかかりました。これはアメリカの実証番組でみた事実です

 皆さんが日常的にテレビにて、マクドナルドのイメージを良くしたり、いかにもおいしそうな期待値を高める広告を見ることが多いですよね。あのような高価なテレビ広告などで、期待値を高めるドーパミンを出すようなあざとい広告を打って、毒を食べさせるのですから、これは悪質ですね。
医食同源を待つまでもなく、対極にある毒物を食することの危険性について、もっと客観的な医学的なデーターを多くがとるべきです。

 広告費を使わないレストランでも、経済原則では、食材の原価は3割までが多いのです。マクドナルドは多くの高価なテレビ広告(30秒で一回数百万円ですので、おそらく収入の半分は広告費でしょう)を打っています。それでも利益が出ているのですから、想像ですが、食材の原価はせいぜいが1割でしょう。200円のハンバーガーなら20円ってとこでしょう。こんな原価でまともな食材を使うと思いますか?
最近、中国の毒としか言いようのない、床に捨てられていたチキンを、マクドナルドは使い問題になりましたが、現在の食材なども大差ないでしょう。
彼らは人々の健康など優先事項ではありません。金儲けしか考えていない企業の、しつこくテレビ広告を打つ企業がまともでないことなど、ちょっと理屈で考えればわかります。

子供をおもちゃで釣るなど悪質そのものです。子供に判断力はありません。おもちゃが欲しいならおもちゃだけ買うべきです。お母さんはこんな毒を、未来ある子供達に食べさせないように、きちんと管理してやってください。
ジャンクフードは肥満や糖尿病を起こすだけでなく、あらゆる毒物を身体に取り入れる、一種の毒への依存性を作ります。

 判断力の無い子供が、たばこ業界の巧みな広告で喫煙に誘導され、判断力の無い子供が、悪としか言いようのないタバコを吸うのも同じです。大人になり、タバコをやめたいと判断力が出てきても、ニコチン中毒になった身体は、悪の煙を吸い続けます。覚せい剤だけが悪ではないのです。なぜ、こんなタバコやジャンクフードは野放しなのでしょうか?
悪に満ちた世界から子供を守ってやるのは、親であり専門的知識を持つ医療人であると思っています。

 我々医療人は、本来はなぜこの仕事を選んだのかをいつも自問すべきです。人々を救おうという崇高な使命感から選ぶはずです。ですから、あらゆる世の悪と戦わねば駄目なはずです。でも、現実にはそんな同志たちはごく少数派なのです。患者さんなどの支援が重要です。
世の中の歪みを皆の力で変えましょう。

この文章を、アメリカで書いています。今日はアメリカはクリスマスです。
世界最大の、モミの木を使ったクリスマスツリーがニューヨークのロックフェラーセンターにあります。

自閉症やアスペルガー症候群の治療にオメガ3などのサプリメント治療

自閉症の子供さんのサプリメントの質問がありましたので、私も専門家なのでお答えします。いま、アメリカに出張中ですが、海外から報告します。

実は自閉症の子供さんは、目を叩いたりの自傷行為も多いのです。目を叩くことによる眼外傷で起こる、網膜剥離白内障などの病気で多く来院します。その為に深作眼科でも自閉症の子供さんも多く診ます。

EPADHAなどのオメガ3とよばれる必須脂肪酸は、脳の発達と機能において重要な役悪を果たしています。一方で、この必須脂肪酸の脳内での不飽和脂肪酸が低いと、脳内の電気信号の伝達に使われるシナプス(脳内の配線みたいなもの)間の電気信号伝達に不具合が生じます。これも自閉症の一つの原因であろうと思われます。

この為に、米国の自閉症アスペルガー症候群の多くの研究では、このオメガ3を子供に内服させています。この結果、学習能力や言語能力向上、社会性の向上など著しい向上がありました。

日本でしたら武田薬品のロトリガなどのEPADHAのあるオメガ3と言った、必須不飽和脂肪酸を毎日1回内服したらどうでしょうか。

私はアメリカの学会で、サプリメントの医学的アドヴァイザーとして指導していますので、サプリメントの専門家でもあります。このオメガ3などのサプリメントの治療法は最近広く行われています。
このサプリメントについての話も私の近著である「視力を失わない生き方」(光文社新書)に出て来ます。
アマゾンでの注文は以下の通りです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4334039596/ref=sr_1_1

糖尿病、網膜剥離、緑内障は治せる。何で間違った治療で失明を選ぶ?

糖尿病になると、ほぼ必ず糖尿病性網膜症となっていきます。現在日本の失明原因の第一位を緑内障と競っているような状況です。毎年公表されているだけで、少なくとも3000千人以上の方が糖尿病性網膜症で失明しているのです。糖尿病性網膜症の最後のステージは、増殖膜が張っておこる網膜剥離です。さらに、この糖尿病は新生血管が張ってきて、難治性の血管新生緑内障を起こし失明します。これは原因として緑内障に入るのですが、糖尿病が多くの原因です。従来これらの増殖性糖尿病性網膜症は、ほぼ日本の医療機関では治療できずに失明していました。
しかし、我々がドイツの医師仲間と15年ほど前に開発した、網膜を全体見ながら手術できる広域観察システムBIOMなどと、小切開無縫合による近代的な硝子体手術での両手法などを駆使することで、ほぼ治せるようになりました。残念ながら、日本は世界の眼科レベルからは眼科手術の面で遅れていますし、間違った情報に基づいた失明しかねない方法が行われています。これらの最新の眼科知識や手術方法は一般の患者さんが知らないだけでなく、一般の眼科医も知らないことが多いのが現状です。
また、増殖性糖尿病性網膜症による網膜剥離をいかに良く治しても、残念ながら旧来のカロリー制限と糖質の割合の多い糖尿病への食事指導では、再び血管が破れてまた見えなくなることがあるのです。この為に、糖尿病の方の「糖質制限」は近代的な硝子体手術と同時に重要な治療法でもあります。
現実には、これらの方法を含んだ眼科知識が、あまりにも日本人のなかで不足しているのです。これを何とかしたいと、今まで専門書は多く書いていた私も、一般書を書いて皆様方の目を守る一助にしたいと考えました。9月23日に出版した角川書店の「やってはいけない目の治療」に引き続いて、このたび12月15日に光文社新書として、「視力を失わない生き方」を上梓しました。これらの本をお読みいただいて、皆様が生涯健やかな目を保ち、幸せな生活をお送りいただきたいと祈念します。両書ともに大手書店だけでなく、アマゾンで注文できます。
アマゾン予約のURLは以下のとおりです。
https://www.amazon.co.jp/%E8%A6%96%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%9C%BC%E7%A7%91%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AF%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%91-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B7%B1%E4%BD%9C-%E7%A7%80%E6%98%A5/dp/4334039596/ref=pd_sim_14_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=AVFDS06Q43TC8K7SGZEQ